メンタル・こころ
お腹は空いていないのに食べてしまう…「ストレス食い」の心理と感情的摂食の止め方
「イライラすると無意識にスナック菓子を大食いしてしまう」「夜遅く、お腹が空いていないのに甘いものが止まらない」——それは胃袋の飢えではなく、心がSOSを出している『感情的摂食』かもしれません。
胃ではなく「心」が飢えるエモーショナル・イーティング
生理的な空腹ではなく、不安、孤独、退屈、怒りといったネガティブな感情を紛らわせるために食べてしまう行為を、心理学では「エモーショナル・イーティング(感情的摂食)」と呼びます。
ストレスを感じると、脳内でストレスホルモン(コルチゾール)が分泌され、手っ取り早く脳の報酬系を刺激して快感を得られる「高カロリーなもの(糖分・脂質)」を強く欲するようになります。
一時的に不安は麻痺しますが、食べた後に「またやってしまった」という激しい自己嫌悪に襲われ、さらなるストレスを生むという最悪のループに陥りやすいのが特徴です。
その食欲は本物?「偽の食欲」を見分けるサイン
身体的な空腹と、ストレスによる感情的な食欲を見分けるための代表的なチェックポイントです。
- 【突然の衝動】お腹が徐々に空いてくるのではなく、「今すぐ、絶対にラーメンやチョコが食べたい」と急激に欲求が湧く
- 【特定の味への執着】特定のジャンクフードや甘いものだけをピンポイントで欲し、野菜や健康的な食事では満足できない
- 【無意識の完食】テレビやスマホを見ながら、味わうこともなく気がついたら一袋全て食べ尽くしている
- 【満腹でも止まらない】お腹がパンパンで苦しいはずなのに、脳の興奮が収まらずにダラダラと食べ進めてしまう
食べる前に「10分待つ」と別の報酬を与える
ストレス食いを防ぐには、食欲が湧いた瞬間に「あ、これは脳の偽物のサインだな」と気づく(マインドフル・イーティングの第一歩)ことが重要です。
強烈な衝動が湧いたら、まずタイマーを10分セットしてみましょう。その間に、炭酸水を飲む、温かいシャワーを浴びる、好きな音楽を聴くなど、食べ物以外の方法で脳にドパミンやセロトニンを与える行動を取ります。
10分経過すると、脳の興奮のピークが去り、衝動的な過食をぐっと抑えやすくなります。
あなたの「ストレス度・自律神経」を診断する
「意志が弱いから食べてしまう」と自分を責めるのは間違いです。あなたの心がそれだけ強いプレッシャーに晒され、限界を迎えている証拠です。まずは今のストレスレベルを客観的に測ってみませんか?
CareLaboでは、日頃のストレス度やキャパオーバーの危険性を測定するチェックを用意しています。以下のリンクから診断を行い、食に頼らずに心を癒やすヒントを見つけてください。
ご利用にあたって
本セルフチェックは一般的な健康・美容情報の提供を目的としたものであり、 医師による診断・治療・医学的判断に代わるものではありません。 症状がつらい場合や日常生活に支障がある場合は、 医療機関の受診やオンライン診療の利用もご検討ください。