メンタル・こころ
自分の本当の感情がわからない…「感情労働」で心が麻痺する仕組みとセルフケア
「仕事が終わると、何も考えられず泥のように眠ってしまう」「他人に腹が立つはずの場面なのに、悲しいのか怒っているのか、自分の気持ちが全く分からない」——それは、あなたの心が『過度な感情労働』によってすり減っているサインかもしれません。
肉体労働でも頭脳労働でもない「感情労働」とは
「感情労働」とは、職務を遂行するために、自分の本心の感情を抑制し、特定の表情や態度(笑顔、優しさ、誠実さなど)を一貫して表現し続けることが求められる労働のことです。
接客業や医療・介護職、コールセンターだけでなく、現代の多くのオフィスワークにおける「職場の空気を壊さないようにいつも笑顔で振る舞う」といった対人配慮も、広義の感情労働に含まれます。
この労働の最大の問題は、「偽りの感情」を作り出し続けることで、自分の本当の喜怒哀楽を麻痺させてしまう点にあります。
心が限界を迎えている「ディープ・アクティング」の兆候
感情労働は、心身に多大な負荷をかけます。以下の症状が現れたら、仮面が皮膚に張り付いてしまっているかもしれません。
- 【感情のフラット化】うれしい、楽しいといったポジティブな感情も湧かなくなり、毎日がモノクロの世界のように感じられる
- 【自動的なスマイル】理不尽に怒鳴られたり批判されたりしているのに、無意識に謝罪の笑みを浮かべてしまい、後から強い嫌悪感に襲われる
- 【強い虚無感】「自分は誰のために、何のためにこんな演技を繰り返しているのだろう」と、自分の人生が空っぽに感じられる
- 【突然の涙・爆発】普段は感情を抑え込んでいる反動で、家族や恋人など「素になれる相手」に対して急に怒り狂ったり、突然涙が溢れたりする
職場の仮面を外し、自分の「本音」にラベリングする
感情労働の疲弊から回復するには、1日の終わりに「仮面を完全に外す儀式」が必要です。
一人の時間を作り、ノートに「本当はあの時、めちゃくちゃ腹が立った」「本当は悲しかった」と、抑圧した感情をそのまま書き出します(感情のラベリング)。
良い子・プロフェッショナルな自分を演じる必要のない場所で、ネガティブな本音を『それでいいんだよ』と自分自身で認めてあげることで、麻痺した心が少しずつ感覚を取り戻していきます。
あなたの「燃え尽き度・キャパシティ」を確かめる
「笑顔を作れるから、まだ大丈夫」と自分の限界を無視し続けると、ある日突然、心が完全に折れてしまう燃え尽き症候群を招きます。まずはあなたの心がどの程度消耗しているか、客観的に確かめてみませんか?
CareLaboでは、感情の消耗具合やキャパオーバーの危険度を測定するセルフチェックを用意しています。下部の関連診断から、心を本当の意味で解放するきっかけを見つけてください。
ご利用にあたって
本セルフチェックは一般的な健康・美容情報の提供を目的としたものであり、 医師による診断・治療・医学的判断に代わるものではありません。 症状がつらい場合や日常生活に支障がある場合は、 医療機関の受診やオンライン診療の利用もご検討ください。