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メンタル・こころ

「片付けたいのに体が動かない」ADHD特有の脳が引き起こす整理整頓の苦手さと解決アプローチ

更新日:2026-07-17約6分

「どこから片付ければいいか分からず、床の荷物を眺めて終わってしまう」「思い出の品でもないのに、なんとなく物を捨てられずに溜め込んでしまう」——それはだらしなさではなく、ADHDの脳の『片付けの処理システム』の特徴かもしれません。

片付けに必要な「ワーキングメモリ」と「実行機能」の特性

部屋を片付けるという作業は、実は脳にとって「物の分類」「要不要の判断」「収納場所の決定」「順序立てた行動」といった高度なマルチタスクの連続です。

ADHD(注意欠如・多動症)の傾向がある人は、脳の「実行機能」や一時的な情報置き場である「ワーキングメモリ」の働きが不安定なため、視界に入る無数の物すべてに注意が分散してしまいます。

「ハサミをしまおうとしたら、昔のアルバムが見つかって見入ってしまい、気づいたら部屋がさらに散らかっていた」という現象は、脳のブレーキが外れて注意が散漫になるために起こる典型的なパターンです。

ADHDタイプの片付けでよくある「4つの足止め」

整理整頓や物の維持において、脳の特性がハードルになっている具体的な状態です。

  • 【視界から消えると忘れる】「見えないものは存在しない」と感じる性質があり、引き出しの奥に綺麗に収納すると、その物の存在自体を忘れてまた同じものを買ってしまう
  • 【判断のフリーズ】「これはいつか使うかも」「どこに分類すべきか分からない」と悩み始めると脳が疲弊し、その場に放置してしまう
  • 【床への集積】「とりあえず後でやろう」と床や机の上に物を置く癖があり、それが積み重なって景色の一部(風景化)になってしまう
  • 【捨てることへの過剰な罪悪感】物を処分することに対して強烈な喪失感や罪悪感を覚え、ゴミに近いものでも「何かに使える」と抱え込んでしまう

「隠さない収納」と「ワンアクション」のルール

この苦手さを克服するには、一般的な『綺麗に隠して収納する』方法を捨て、「自分の脳の特性に部屋を合わせる」ことが大切です。

基本は「透明なボックスを使う」「蓋のないカゴに入れる」など、中身が常に視界に入る『隠さない収納』を徹底します。また、物をしまう工程を「カゴに放り込むだけ」のワンアクションにすることで、片付けの心理的ハードルを極限まで下げます。

完璧な美しさを目指すのではなく、「失くし物をしない」「床に物を置かない」という実用的なラインをゴールに設定しましょう。

あなたの「ADHD傾向・完璧主義の癖」を診断する

「どうして人並みの片付けができないんだろう」と自分を責め続けるのは、あなたの自尊心をすり減らすだけで解決には繋がりません。まずは自分の脳の得意・不得意のバランスを客観的に見つめ直してみませんか?

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ご利用にあたって

本セルフチェックは一般的な健康・美容情報の提供を目的としたものであり、 医師による診断・治療・医学的判断に代わるものではありません。 症状がつらい場合や日常生活に支障がある場合は、 医療機関の受診やオンライン診療の利用もご検討ください。